外部評価

本学園は、本学園が取り進めている教学面での改革や施設設備の充実策を含めて、学園経営における財務的な面での健全性を第三者機関の評価を受けることにより客観的に把握するとともに、今後の学園運営における一つの重要な指標として活用していくことを目的として、格付を取得しています。

継続的に第三者機関の評価による格付の結果を広く学園外に情報公開し、本学園の直接的な関係者の方々のみならず多くの方々に本学園を具体的にご理解いただくことは、本学園が「社会に対する説明責任」を果たしていくことにも繋がると考えています。

株式会社日本格付研究所(JCR)による長期発行体格付
「A」(シングルAフラット)見通し「安定的」を維持(2020.4.9)

学校法人桜美林学園は、2009年3月以来、株式会社日本格付研究所(JCR)による格付を取得しています。このたびレビューを行い次の通り格付が維持されました。

■格付対象

発行体:学校法人桜美林学園

【据置】

対象:長期発行体格付
格付 :A
見通し :安定的

【格付事由】

  1. 1946年設立、キリスト教主義の教育による国際的人物の養成を建学の精神に掲げる学校法人。町田市にメインキャンパスを置く桜美林大学を中核とし、幼稚園、中学、高校を設置する。全設置校の在籍者数は約1万2千人。大学は、リベラルアーツ、ビジネスマネジメント(BM)、健康福祉、芸術文化、グローバル・コミュニケーションに、20年度開設の航空・マネジメント学群を加えた6学群体制。19年4月にBM学群が新宿キャンパス、20年4月に芸術文化学群が東京ひなたやまキャンパスに移転した。
  2. 大学の総志願者数は増加傾向にある。拡大させた入学定員を満たすだけの学生獲得力を有し、学納金収入の漸増が見通せる。短期的にはキャンパス整備費用などが負担になっているが、支出の効率的配分に努めることで、今後、収支改善が図られると考える。相次ぐ大規模投資により増加した有利子負債に対し、償還財源の確保に懸念はなく、健全なキャッシュフロー・サイクルが維持されると判断した。以上を踏まえ、格付を据え置き、見通しを安定的とした。
  3. 大学の20年度入試の総志願者数は約2万4千人と増加し、実志願者数も増勢にある。キャンパス整備や入試制度の見直し、国際化の推進など、本学独自の取り組みが成果につながっている。キャンパスの拠点化により、学群独自の教育や研究が展開しやすくなったといえる。ただし、競合が激しいポジションにあり、学生獲得力の一段の強化が欠かせない。今後分散した各キャンパスにおいてもきめ細やかな学生支援を維持し、中退者の抑制や就職率の向上を図るとともに、国際性豊かな特色を色濃くできるか注目していく。
  4. 入学定員超過率の抑制政策に対し、16年度より既存学群の定員増や新学群の設置を進めてきた結果、大学の収容定員数は中期的に約1万人となり、学納金収入の増加が見込める。一方、拡大路線により有利子負債の増加が止まらず、かつ基本財産の維持更新向けた資金の充足度は低位にある。新たな施設構想が具体化した場合、財務負荷はさらに高まる。資産の処分や予算統制の強化により収支の余裕度を高め、そのうえで計画的な資金の積み立てと、優先順位を付けた施設計画の遂行を図る必要がある。